1つの光源、2つの機能:IRエミッタがイヤホンでのバイタルサインモニタリングと近接検出を実現
※本プレスリリースは、2025年10月14日にオーストリア・プレムシュテッテンおよびドイツ・ミュンヘンで発表したプレスリリースの抄訳版です。— ウェアラブルは、日常的な健康のパートナーへと進化しています。イヤホンやその他の小型ウェアラブルデバイスで、血中酸素濃度(SpO₂)などのバイタルサインを確実に取得するためには、最小限のスペースで最大の効率を実現する光学部品が必要となります。ams OSRAMの新しい赤外線(IR)エミッタは、これらの要件を正確に満たすと同時に、近接検出機能もサポートしています。最新世代のIR:6チップテクノロジーにより、消費電力を抑え、バッテリーの持続時間を延長することができます。
波長850 nmと940 nm(660 nmの赤色波長との組み合わせで)動作する赤外線光源が、血中酸素濃度測定の基礎を形成します。この測定値は、持久系スポーツ中のほか、登山や長距離飛行などで高地への適応が必要なとき、あるいは医療事情で、適切な酸素供給を示すための安全および管理パラメーターとして機能します。SpO₂のモニタリングに加えて、この新しいエミッタは近接センシングもサポートしています。これにより、例えばイヤホンを取り外したとき自動的に一時停止する機能を作動させ、省電力とユーザーの快適性向上を実現することができます。メーカーも、少ない部品数と高い設計自由度の恩恵を受けることができます。
FIREFLY™ E1608ファミリーの2つの新製品は、関連するフォトダイオードの異なるピーク感度に合わせ、850 nmと940 nmの赤外波長をカバーしています。
IR:6チップテクノロジーにより、これまでのIRエミッタチップ世代と比較して順方向電圧を最大48%低減し、バッテリー持続時間を延長すると同時に、電力効率に優れたデバイスを実現します。また、実績ある1608パッケージをそのまま維持し、既存設計への集積化を容易にしています。
ams OSRAMは、欧州最大のLED特許ポートフォリオを擁しています。さらに、ams OSRAMは、バイタルサインモニタリングと近接センシングの応用分野において、広範な専門知識を蓄積しており、これらの革新的なテクノロジーにおける1200以上の特許権とその他知的財産権で裏打ちされています。
新しいFIREFLY™ E1608 CN DELSS1.27 IRエミッタに関する詳細情報はこちら、そしてCN DELSS2.27についてはこちらをご覧ください。バイタルサインモニタリングに関する完全なポートフォリオの概要は、アプリケーションページでご確認いただけます。
デュッセルドルフで開催されるMedica 2025で、ams OSRAMは、バイタルサインモニタリング分野をはじめとするソリューションを出展します。
ams OSRAMについて
ams OSRAM Group(SIX:AMS)は、インテリジェントセンサとエミッタのグローバルリーダーです。照明にインテリジェント性を持たせてイノベーションに情熱を注ぐことで、私たちは人々の生活を豊かにします。
合計して110年以上の歴史を持ち、センサと照明テクノロジーでグローバルな産業能力を提供可能な想像力、深い技術的専門知識、企業力を中核としています。当社は、自動車、産業、医療、コンシューマー市場のお客様が競争力を維持することを可能にするイノベーションを創出し、環境負荷の軽減を行う一方で、健康、安全、利便性の面で生活の質を向上させるイノベーションの推進を行っています。
世界中の約20,000人の従業員は、センシング、イルミネーション、ビジュアライゼーションの分野でイノベーションを起こし、運転をより安全に、医療診断をより正確に、そして日々のコミュニケーションをより豊かにしています。その業務は画期的なアプリケーションのための技術を生み出しており、これは15,000件以上の特許の取得・出願に反映されています。また、オーストリアのプレムシュテッテン/グラーツに本社を置き、ドイツ・ミュンヘンに共同の本社を設置しています。そしてグループは2023年に36億ユーロの収益を達成しており、ams-OSRAM AGは、スイス証券取引所に上場しています(ISIN:AT0000A3EPA4).
詳細情報はこちらをご覧ください:https://ams-osram.com/ja
amsはams-OSRAM AGの登録商標です。また、当社製品およびサービスの多くはams OSRAM Groupの商標または登録商標です。ここで記載されるその他全ての企業名および製品名は、各所有者の商標または登録商標である場合があります。
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