外装センシングとADASアプリケーションブロック図
外装センシングとADASは、従来型の光や雨、トンネルセンシング機能用のセンサやエミッタ、あるいはLIDAR向け赤外線レーザーでの新しい運転支援や自動運転機能を実現するものを問わず、ams OSRAMを搭載しています
外装センシングとADAS
現在、そして未来の車両には、安全関連機能やドライバーの快適性向上のための外装センシング機能が数多く搭載されています。レーザーはLIDARセンサの中核であり、周囲環境の正確な3Dデータを通じて高度な運転支援と自動運転機能を実現します。さまざまな赤外線エミッタと検出器、周囲光センサにより、雨や光、トンネルのセンシングを可能にし、ヘッドライトのオン/オフを自動的に切り替えたり、日光量に合わせて空調を調整したりすることができます。静電容量式近接センサが接触やキックセンシングなどの機能のための動作を検出し、車両への乗り込みやトランクの開閉を容易にします。
光、雨、トンネルセンシング
レインセンシングは、赤外線LEDと赤外線フォトダイオードの組み合わせを使用します。フロントガラスのガラス板に組み合わされた赤外光が、フォトダイオードによって測定されます。フロントガラスに付いた雨滴によって赤外光の一部がガラス板から逃げるため、この赤外光の差を測定することで雨の量を判断し、フロントガラスワイパーを調整することができます。
トンネルセンシングでは、視野を走行方向に向けた可視スペクトルフォトダイオードを使用します。トンネル入口は暗いため、検出される光のレベルが低下し、車両ソフトウェアにヘッドライトの作動を指示します。
太陽光の量とその車内温度上昇への影響に合わせて空調システムの設定を調整するためには、赤外線フォトダイオードが用いられます。これが太陽光による熱負荷を感知して車両コントローラーに光のレベルを提供します。
同様に、周囲光センシングでは、人間の目に近いスペクトル感度を備えたバージョンも用意されている周囲光センサを使用して、内部の環境照明と機能照明の明るさやディスプレイのバックライトを周囲光のレベルに合わせて調整できます。